ブルース・リーの強さは、トレーニングだけで作られたものではありません。
その思想と戦い方の土台には、膨大な読書と、考え抜く時間がありました。
では、ブルース・リーはどのような書斎で、何を学んでいたのでしょうか。
そこには、映画で見る姿とは違う研究者としてのブルース・リーがいました。
この記事では、妻リンダ・リー夫人の著書『ブルース・リー・ストーリー』に描かれた書斎の様子と、
現在の公式アーカイブに残る蔵書から、ブルース・リーの学び方を読み解きます。
リンダ夫人が見た、ブルース・リーの書斎
リンダ・リー夫人の著書『ブルース・リー・ストーリー』では、
書斎はブルース・リーにとって、家の中でも特に重要な部屋として描かれています。
そこには、格闘技や武器についての本だけでなく、
徒手体操、スポーツ、映画、東洋と西洋の哲学など、幅広い分野の本が並んでいました。
「ブルースは書斎に住んでいるようなもの」
リンダ夫人は、そのように感じるほど、
ブルース・リーが書斎で長い時間を過ごしていたことを伝えています。
夜が更けても机へ向かい、読み、考え、書き続ける。
バルコニーに面した窓からは、家の日本庭園を眺めることができたといいます。
「数千冊」と「約1,700冊」は、どちらが正しいのか
リンダ夫人の著書では、ブルース・リーの蔵書は数千冊に及ぶと描かれています。
一方、ブルース・リー公式サイトは、現在のアーカイブに約1,700冊の本があると紹介しています。
書斎にあった当時の蔵書と、現在まで残された公式アーカイブでは、
対象となる本や数えた時点が異なる可能性があります。
そのため、どちらかを間違いと決めるのではなく、
本記事では「リンダ夫人は数千冊と描写し、公式アーカイブには現在約1,700冊が残る」と整理します。
本を集めるだけでなく、自分の力へ変えていた
約1,700冊という数字は確かに驚きです。
しかし、さらに注目したいのは、ブルース・リーが本をどのように読んでいたかです。
公式サイトによると、ブルース・リーは本に線を引き、余白へ書き込み、
読後には、考えたことを日記やノートへ残していました。
さらに、読んだ内容をそのまま信じるのではなく、
自分に役立つ部分を選び、自分の経験と結び付けて、新しい考えへ作り変えていました。
ブルース・リーの読書は、次の流れで考えると分かりやすいです。
- 読む――分野を限定せず、必要な知識を取り入れる
- 書く――線やメモを残し、自分の頭で考える
- 組み合わせる――武術、哲学、心理学などを結び付ける
- 試す――実際の動きや人生の中で確かめる
- 変える――自分に合わなければ、やり方を修正する
ジークンドーが一つの型へ固まることを避けたように、
ブルース・リーの読書も、知識を丸暗記するためのものではなかったのでしょう。
本を読み、自分で考え、使える形に変える。
書斎は、本を保管する部屋ではなく、自分自身を作り直す場所だったのだと思います。
私も、こんな書斎が欲しくなった
私は読書が好きな方ですが、
この場面を読むと、静かな書斎で本へ向かうブルース・リーの姿が、
ありありと浮かんできます。
庭を眺められる自分だけの書斎。
私も、そんな場所を持ちたくなりました。
もちろん、ブルース・リーと同じ数の本を集めることはできません。
しかし、興味を持ったことを徹底的に調べ、自分の生き方へ取り入れる姿勢なら、
今からでもまねできます。
肉体だけでなく、知性も鍛え続けた真のプロフェッショナル。
ブルース・リーの強さは、見えないところで積み重ねた読書と研究に支えられていたのです。
ブルース・リー式「学ぶ場所」を作る5つの方法
立派な書斎がなくても、ブルース・リーの姿勢は取り入れられます。
まずは、次の5つから始めてみてください。
- 毎日同じ場所で、10分だけ本を開く
- 今学びたいテーマの本を、手の届く場所へ1冊置く
- 気になった箇所へ線を引く
- 自分ならどう使うかを、ノートへ一行書く
- 翌日、一つだけ実際に試す
大切なのは、何冊持っているかではありません。
一冊から得たことを、自分の行動へ変えられるかどうかです。
よくある質問
ブルース・リーの蔵書は何冊ですか?
リンダ夫人の著書では数千冊と描写されています。
ブルース・リー公式サイトは、現在の公式アーカイブに約1,700冊があると紹介しています。
書斎には、どのような本がありましたか?
格闘技、武器、徒手体操、スポーツ、映画、東洋と西洋の哲学などです。
武術だけに限定せず、さまざまな分野から学んでいました。
ブルース・リーは、どのように本を読んでいましたか?
本へ線や書き込みを残し、読んだ後は日記やノートに自分の考えをまとめていました。
そして、得た知識を自分なりに組み合わせ、武術や人生の中で試していました。
今回の書斎の場面を、さらに読みたい人へ
妻リンダ・リー夫人の『ブルース・リー・ストーリー』には、
映画だけでは分からない、家庭でのブルース・リーの姿が描かれています。
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まとめ:強さの裏には、考えるための部屋があった
ブルース・リーの書斎には、武術から哲学、映画まで、幅広い分野の本が集められていました。
そして彼は、夜が更けても机へ向かい、読み、書き、考え続けていました。
本で得た知識をそのまま受け入れるのではなく、
自分で確かめ、自分のものへ変える。
その積み重ねが、ブルース・リーの動きだけでなく、
「水のように生きる」という哲学にもつながっていったのではないでしょうか。
参考書籍:リンダ・リー『ブルース・リー・ストーリー』
参考:Bruce Lee公式サイト「Bruce Lee Library - Tao Te Ching」
参考:Bruce Lee公式サイト「Bruce Lee Library - Commentaries on Living」