ブルース・リーは哲学者!!


リーの言葉を読み解くと、
まるで人生を達観したかのような
極めて深遠な英知を感じます。


その英知はどこからくるのか。

瞑想を実践していたリーは
直感的にもたらされた洞察があるかもしれません。


しかし、リーの人生を追ってみると、
彼の恐ろしいほどの読書から来ていると予想できます。

参考文献 


リーは、長く熱心に、哲学、宗教、精神世界の
あらゆる本に学んでいました。


老子、荘子、孫子、孔子、ソクラテス、プラトン、スピノザ、
ルネ・デカルト、デヴィッド・ヒューム


より近年の賢者では
ジッダ・クリシュナムーティ、鈴木大拙、そしてアラン・ワッツ


これら先人たちの書いた一節を何度も何度も
繰り返して読み込んだそうです。


彼は永久の真理を求めて
彼らの言葉の行間をつぶさに調べ、
魂の出ずる源である宇宙、および人間全般における
究極の本質についてより多くを解き明かそうとした。


リーが真摯に情熱を傾けたのは哲学だったのだ。


武術は、その彼の人生哲学を表現するための
いちツールに過ぎない。


ジョン・リトル
ブルースリー・ノーツ」より


ブルースリーの映画にはメッセージがある。


そう感じた人は多いですよね?
私もそう感じた一人です。


自分の中に東洋哲学の知識があれば、
燃えよドラゴンを見たとき、
より深い理解になります。
またセリフのとらえ方も変わってきます。


燃えよドラゴンのDVDの付録についている
ブルースリーへのロングインタビュー映像で
ブルースリーが語る言葉には、
東洋哲学への深い理解があることも伝わってきます。


ジョン・リトル氏が書いた
ブルースリーの哲学をまとめた本は
もう絶版のようで5000円の価格になってしまっています・・・


でも、本当に恐ろしく深い本なので、
ぜひブルース・リーのアクションではなく、
人間性を学びたい人は
ぜひ読んでみてほしい密度の濃すぎる1冊です。
ブルース・リーノーツ



ブルース・リーのアクションがどうしてここまで
磨かれているのかは反復にあるはずです。


無駄をそぎ落とした蹴りを何万回も練習したことでしょう。


その技への情熱が、哲学にも向かっていたことが
ジョン・リトル氏の言葉からも伝わってきました。


過去の偉人の本を何回も何回も繰り返し読み、
自分の中に納得するまで落とし込む作業を
ブルース・リーがしていたんですね。


だからこそ、ブルース・リーは東洋哲学だけではなく、
西洋哲学にも精通し、その融合を体現できたんでしょう。


ブルース・リーは哲学者ですね!