ということは、このサイトを訪れるくらいのマニアなら
ご存じのことですよね?
でも、その向上心を裏付けする言葉として
ブルースリーの一番身近で生を共にした妻リンダ・リーさんの
言葉を紹介します。
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詠春スタイルの物理的限界に思い当たると、
彼は思考の幅を広げ、探究し、新しい動きを試し、
伝統的なスタイルを考え直すことをはじめた。
スタイルからスタイルへ、
師父から師父へと跳び回ってこういうことをしたのではなく、
内省的に自分の中で最上のものを探索し、
不適当なものを排除し、
適切なものを保持する作業をおこなっていったのだ。
こうしたことは彼にとって、
おおかたの人より簡単だったかもしれない。
何をするにしろ常に最上であらねばならないと、
自分自身にひそかに義務を課していたからだ。
誰よりも偉くなりたいとか
成功したいというのではない。
それよりも、自分の能力を最大限に表現したいと思っていたのだ。
リンダ・リー
⇒ブルース・リーストーリーより
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なぜブルース・リーが若くして
世界に影響力をもつ人物になりえたのか。
そのヒントがこの言葉の中にあります。
常に自分の能力を最大限にしたいという
強い燃えるような欲求があるからこそ、
日常生活のすべてが
成長することに集中されていたのでしょう。
濃密な時を過ごしていた結果、
必然的に世界に影響力をもたらすまでの
実力を身に付けたのです。
中国で詠春拳を習っていた人は
とてもたくさんいたはずです。
詠春拳に限界を感じていた人も
ブルースリー以外にもいたかもしれません。
それにも関わらず、
なぜブルース・リーだけが一流の武術家になれたのか。
それは、限界を感じたブルース・リーの
自分をもっともっと向上させたいという欲求が誰よりも強かったからです。
まずは自分の成長への欲求をもつこと。
しかも、燃えるような欲求を。
そうすれば皆さんも自分が所属している場所で
トップになれる日が来るかもしれません。
そんなことを気付かせてくれる
リンダリー氏の言葉でした。
今回紹介した言葉はこの本にあります。
この1冊を読めば、ブルースリーについて
トップクラスのマニアになれます^^;
読み応えあり。
さらに深みあり。