型にはまらず自由に生きるということ



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リラックスして備えよ。
考えるでも夢見るでもなく。

型にはまらず柔軟であれ。

そうすれば、不安な束縛感から解放される。

それは、まったく静かに生き、意識し、
油断のない、何が起きても大丈夫な状態である。


ブルース・リー
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体のどこかに意識を置きすぎることを
武道では【居着く】といいます。



居着いた瞬間を狙われると対応できずに
致命傷を負うことにもなりかねません。



人の思考は頭で考えて体が動くまでに
何秒かのタイムラグがあるものです。



もし、心がどこにも居着いていなければ
相手の攻撃があったときに
その瞬間に体が無意識に反応するものです。



その反応こそ、何も居着いていない
最速の動きとなります。



これは日常生活でも言えることでしょう。
何か心にとらわれていることがあるとき、
自分の思考はその問題に居着いている状態。



その何かに心が居着いている状態で考えても
最善の答えが出ないものです。



何もとらわれることなく
自由な発想で考えるとき
人は自分の能力を出し切ることができます。



自分の置かれている立場にとらわれ
こうしなければならないという考え方も
居着いていることになります。



今までそうだったからこうあるべき
という考え方では
世の中にインパクトを与えるような事象を
生み出すことはできません。



いつでも幼子の様な
何にもとらわれていない居着かない状態で生きることができたら
ずいぶんと良い生活になるのではないでしょうか。



そんなことを教えてくれた
ブルースリーの言葉でした。


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