ブルース・リーの1日の過ごし方|睡眠・読書・仕事・トレーニングの習慣

夜明けから夜まで鍛錬・読書・執筆を続ける武術家の一日を、黒と金の光と時間の流れで表現したブルース・リーの習慣記事アイキャッチ

ブルース・リーの肉体を見ると、 「一体どれだけトレーニングしていたのか」 と気になる人は多いと思います。

しかし公式資料に残る彼の1日を見ると、 驚くのはトレーニング量だけではありません。

よく眠る。走る。鍛える。教える。書く。読む。 そして家族や仲間との時間も取る。

肉体だけを鍛えていたのではなく、 身体・頭・仕事・家族を、 一日の中に組み込んでいました。

この記事ではBruce Lee公式が紹介する 「典型的な一日」をもとに、 ブルース・リーの生活習慣を詳しく見ていきます。

そして最後に、 彼の生活をそのまま真似するのではなく、 私たちの毎日に何を取り入れられるのか まで考えます。

ブルース・リーの1日は朝7時から始まった

Bruce Lee公式の 「A Day in the Life of Bruce Lee」は、 撮影がない時期の 平均的な一日を紹介しています。

したがって、 「365日必ずこの時間割だった」 という意味ではありません。

それでも彼が 何を優先して生活していたのかを知るには、 非常に面白い資料です。

7:00ごろ

起床。
ストレッチをして、 ジョギングへ。

朝食。
子どもたちと過ごし、 その後は個人レッスン。

12:00〜16:00ごろ

昼食。
指導をするか、 執筆などの仕事。

午後

約1時間半の 自分自身のトレーニング

夕方

家族と過ごし、 子どもたちと遊ぶ。

18:00以降

夕食。
学生や友人との 追加トレーニングや交流。

23:00ごろ

就寝。
翌朝7時まで 約8時間眠る。

これだけを見ると、 「ブルース・リーは一日中トレーニングしていた」 というイメージとは少し違います。

鍛錬はもちろんあります。

しかし同じ一日の中に、 睡眠、仕事、家族、指導、学び、交流 まで入っています。

意外な習慣1|ブルース・リーは約8時間眠っていた

まず意外なのが睡眠です。

公式によると、 ブルース・リーは睡眠による回復を重視し、 通常は23時ごろ眠り、 7時ごろ起きていました。

「人より努力する=睡眠を削る」 ではなかった。

むしろ高い強度で動くために、 回復する時間まで生活の一部としていました。

努力というと、 何時間働いたか、 何時間勉強したか、 何時間鍛えたかに目が行きます。

しかし、 次の日も高い質で動ける状態を作ることまで含めて鍛錬 と考えると、 ブルース・リーの一日はかなり合理的です。

意外な習慣2|朝のジョギングは「瞑想」でもあった

起床後、 ブルース・リーはストレッチをして ジョギングへ出ました。

公式資料には、 彼にとってジョギングは単なる有酸素運動ではなく、 リラックスし、一人で考える時間 でもあったことが紹介されています。

“Jogging is not only a form of exercise to me, it is also a form of relaxation.”

「ジョギングは私にとって運動だけではない。 リラックスする方法でもある。」

出典:Bruce Lee公式「Nutrition and Fitness」/日本語訳は当サイト

これはかなり重要です。

身体を鍛える時間と、 心を整える時間を、 別々に作っていたわけではありません。

走りながら身体を鍛え、 同時に頭も整理する。

一つの行動に 複数の意味を持たせていました。

意外な習慣3|1日2回、自分のために身体を動かした

朝にジョギングをしたあと、 午後にはさらに 約1時間半の自主トレーニングがありました。

また夜には、 学生や友人と追加練習をすることもありました。

ただし、 ブルース・リーの鍛え方で重要なのは 単純な「量」だけではありません。

公式のフィットネス資料によると、 彼はウェイトトレーニングも行いましたが、 大きな筋肉を作ること自体には 強い興味を持っていませんでした。

求めていたのは、 強く、速く、俊敏に動ける身体。

つまり、 見せるための身体より、使える身体 を作ろうとしていたわけです。

これはジークンドーの思想ともつながります。

必要なものを残し、 不要なものを削る。

身体づくりにも、 その考え方が表れていました。

マニアが知っておきたい|トレーニングを数字で記録していた

ブルース・リーの凄さを感じるのが、 ここです。

ただ「今日はかなり頑張った」 で終わらせませんでした。

公式によると、 彼は詳細なデイリープランナーを残し、 その日の キック、パンチ、腹筋運動、走行距離など を記録していました。

ブルース・リーは、 自分自身を「研究対象」にしていた。

鍛える。

記録する。

結果を見る。

必要なら変える。

この繰り返しです。

だから彼の有名な哲学、 「役立つものを吸収し、 役立たないものを捨てる」は、 単なる名言ではありませんでした。

読んで終わらない|読書したら自分の言葉で書いていた

ブルース・リーは 非常な読書家でもありました。

Bruce Lee Archiveには、 約1700冊の蔵書があると公式に紹介されています。

しかし、 冊数以上に注目したいのが 読み方です。

本に線を引く。

書き込む。

さらに読後には、 読んだ内容について 自分のジャーナルへ書くこともありました。

読む → 考える → 書く → 自分の思想へ統合する。

知識を集めることそのものが 目的ではありません。

自分に使えるものを取り出し、 自分自身の経験と組み合わせていました。

仕事も8時間ぶっ通しではなかった

これも現代人には かなり参考になります。

Bruce Lee公式によると、 彼には一般的な 「朝9時から夕方5時まで」の勤務はありませんでした。

その代わり、 数時間集中する → 一度離れる → また集中する という形で仕事をしていました。

長時間机に座っていることを、 そのまま生産性とは考えていなかったわけです。

集中して書く。

身体を動かす。

人に教える。

家族と過ごす。

また仕事へ戻る。

身体と頭を切り離さず、 一日の中でリズムを作っています。

家族との時間を「余った時間」にしていなかった

ブルース・リーというと、 どうしても鍛錬する姿ばかり想像します。

ところが公式の一日には、 朝食後と夕方に 子どもたちと過ごす時間 が明確に入っています。

さらに水曜日の夜には、 学生たちが家へ集まり、 追加指導や哲学談義をしながら 皆で夕食を食べることもありました。

ここにも、 ブルース・リーらしさがあります。

自分だけを極限まで追い込んで 孤立していたのではありません。

学ぶ。教える。鍛える。愛する。

それらを別々の人生にせず、 一つの生活としてつなげていました。

食事も「完璧な健康食」に縛られてはいなかった

ブルース・リーは栄養にも強い関心を持ち、 プロテインシェイクやジュースを飲み、 当時としては珍しい大型ジューサーも家庭に置いていました。

1日5回ほど、 少量ずつ食事をすることも多かったと 公式は紹介しています。

一方で、 非常に厳格な食事法だけを 守っていたわけではありません。

“Eat what your body requires, and don’t get carried away with foods that don’t benefit you.”

「身体が必要とするものを食べ、 自分のためにならない食べ物に流されすぎない。」

出典:Bruce Lee公式「Nutrition and Fitness」/日本語訳は当サイト

大切なのは、 彼の具体的な食事をそのままコピーすることではありません。

時代も栄養学も違います。

むしろ学びたいのは、 自分の身体を観察し、 何が自分に合うのかを試していた姿勢 です。

ブルース・リーの1日から見える5つの原則

1.回復も鍛錬に入れる

睡眠を削って頑張るのではなく、 明日も動ける身体を作る。

2.毎日身体を動かす

運動を特別なイベントにせず、 生活の一部にする。

3.学んだら使う

読むだけで終わらせず、 書き、試し、自分の経験へ変える。

4.記録する

感覚だけで判断せず、 自分の行動を見えるようにする。

5.大切なもの全部に時間を使う

仕事だけでも、 トレーニングだけでもない。 家族、学び、人との交流まで生活へ入れる。

今日からできる「ブルース・リー式1日」

もちろん、 ブルース・リーと同じトレーニング量を いきなり真似する必要はありません。

むしろ彼自身の哲学に従うなら、 自分に役立つ部分だけを取り入れる のが正解です。

朝|10分だけ身体を動かす

散歩でも、 ストレッチでもいい。

スマホを見る前に、 まず身体を動かします。

昼|最重要の仕事に集中する

だらだら長時間やるより、 一番重要なことを決めて集中する。

午後|一度身体を動かす

仕事や勉強で頭が固まったら、 歩く、伸ばす、運動する。

夜|5分だけ記録する

今日何をしたか。

何がうまくいったか。

何を変えたいか。

それだけを書きます。

そして1週間後、 自分の記録を読み返します。

“Research your own experience.”

「自分自身の経験を研究せよ。」

出典:Bruce Lee公式「Research Your Own Experience」/日本語訳は当サイト

これこそ、 ブルース・リーの生活を真似るうえで 最もブルース・リーらしい方法です。

一番すごいのは「忙しさ」ではなく「方向が揃っていること」

ブルース・リーの1日を見ると、 ものすごく忙しく感じます。

でも、 ただ予定を詰め込んでいたわけではありません。

走ること。

鍛えること。

読むこと。

書くこと。

教えること。

家族と過ごすこと。

一見バラバラに見える行動が、 すべて 「自分自身を高め、表現する」 という一つの方向へ向かっています。

ここが、 単なる「時間管理術」との違いだと思います。

予定をたくさん入れることが重要なのではない。

自分が本当に大切にしているものへ、 毎日ちゃんと時間を使っているか。

まとめ|ブルース・リーは「毎日」で自分を作っていた

映画の中のブルース・リーを見ると、 生まれつき特別な人間だったように感じます。

しかし、 日々の記録を見ると印象が変わります。

寝る。

走る。

読む。

書く。

鍛える。

教える。

家族と過ごす。

そして、 また次の日も続ける。

伝説は、特別な一日から生まれたのではない。

自分が大切だと決めたことを、 普通の日に繰り返した結果なのかもしれません。

ブルース・リーと同じ人生を 生きる必要はありません。

しかし、 「自分は何を毎日に入れるのか」 は今日から決められます。

まず一つ。

明日の自分を少し強くする習慣を、 今日の予定に入れてみてください。


主な参考資料:
Bruce Lee公式「#28 A Day in the Life of Bruce Lee」
Bruce Lee公式「#20 Nutrition and Fitness」
Bruce Lee公式「#63 Research Your Own Experience」
Bruce Lee公式「#110 Bruce Lee Library」

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