ブルース・リーの食事法|プロテイン・1日5食・栄養へのこだわりを公式資料から解説

黒と金を基調に、プロテインシェイク、果物、茶、食事ノートを前に自分の身体と栄養を研究する細身の武術家を描いたブルース・リーの食事法記事アイキャッチ

あの研ぎ澄まされた肉体を見れば、 気になることがあります。

ブルース・リーは、 いったい何を食べていたのか。

プロテインを飲んでいた。 1日5食だった。 特殊なサプリを大量に使っていた。 小麦粉や乳製品を一切取らなかった――。

ネット上には、 さまざまな「ブルース・リー食事法」があります。

しかし、 どこまでが確認できる事実なのでしょうか。

この記事では、 Bruce Lee公式で確認できる情報を中心に、 彼の食事・プロテイン・栄養への考え方を整理します。

調べていくと見えてくるのは、 厳格な食事ルールを守る男というより、 自分の身体で試し続けた研究者のような姿です。


ブルース・リーは栄養にも「研究者」だった

Bruce Lee公式によると、 ブルース・リーはフィットネスだけでなく、 栄養についても強い関心を持っていました。

特に、 オークランドでの大きな戦いを経験した後、 身体能力をさらに高めるため、 トレーニングと栄養をより深く研究するようになります。

ここで重要なのは、 一つの食事法を信じて 永久に守り続けたわけではないことです。

試す。
身体を見る。
使えるものを残す。

これは食事でも、 ブルース・リーの哲学そのものでした。


プロテインシェイクを継続的に飲んでいた

現在なら珍しくありませんが、 1960〜70年代として考えると かなり先進的です。

Bruce Lee公式によれば、 ブルース・リーは プロテインシェイクを継続的に飲んでいました。

さらに家庭には、 当時としては珍しい 業務用クラスのジューサーがあり、 ジュースもよく作っていたとされています。

筋肉を大きく見せるためではなく、 激しい運動を支える身体を作るために 食事と栄養を研究していた。

前の記事で紹介したように、 ブルース・リーが求めていたのは 巨大な筋肉ではありません。

強く、速く、俊敏に動ける身体。

食事も、 その目的から逆算していました。


1日3食ではなく「5回程度」に分けていた

Bruce Lee公式では、 ブルース・リーは通常、 1日に5回ほど少量の食事を取っていた と紹介されています。

ただし、 ここを現代のダイエット法として そのまま受け取る必要はありません。

ブルース・リーは 毎日の運動量が非常に多く、 大量のエネルギーを消費していました。

つまり、 彼の生活と身体に合わせた食べ方です。

「ブルース・リーが5回食べていた」 = 「誰でも1日5食にすれば健康になる」 ではありません。

むしろ注目したいのは、 一般論ではなく 自分の身体と活動量に合わせていた という部分です。


内臓肉まで試していた

ブルース・リーの 実験好きがよく分かるエピソードがあります。

公式によれば、 彼はいろいろな食事法を試しており、 その中には ミネラルが豊富だと考えて内臓肉を取り入れる食事 もありました。

これを見て、 「内臓肉を食べればブルース・リーになれる」 と考えるのは違います。

大切なのは、 彼が常に 身体に何が有効なのかを調べ、試していた ことです。


毎日お茶を飲み、朝鮮人参やローヤルゼリーも試していた

Bruce Lee公式では、 ブルース・リーは毎日お茶を飲み、 そこへサプリメント類を加えることもあったと紹介されています。

例として挙げられているのが、

  • 朝鮮人参(ジンセン)
  • ローヤルゼリー

です。

現代では さまざまなサプリメントがありますが、 ここでも重要なのは商品そのものではありません。

ブルース・リーは、 当時入手できる情報を調べながら、 自分の身体で試していたのです。


意外にも「食事に厳格すぎる人」ではなかった

ここが、 ネット上のブルース・リー像と 少し違うところです。

Bruce Lee公式は、 彼について 食べ物に関して極端でも、厳格でもなかった と説明しています。

さまざまな食べ物を楽しみ、 過度に自分から食べ物を奪うような考え方でもありませんでした。

“Eat what your body requires, and don’t get carried away with foods that don’t benefit you.”

「身体が必要とするものを食べ、 自分のためにならない食べ物に 流されすぎないこと。」

出典:Bruce Lee公式「Nutrition and Fitness」 /日本語訳は当サイト

かなりシンプルです。

「あれは禁止」 「これは絶対に食べない」 というルールではありません。

身体が必要としているものを知る。

そして、 役に立たないものに振り回されない。

ここにも、 「役立つものを吸収し、 役立たないものを捨てる」という ブルース・リー哲学が見えてきます。


ネットでよく見る「小麦粉禁止」「乳製品禁止」は?

ブルース・リーの食事を検索すると、 よく見かける話があります。

  • 小麦粉を一切食べなかった
  • パンやケーキを完全に避けた
  • 乳製品を完全に取らなかった
  • 炭水化物は果物や野菜だけだった

こうした内容は、 長年さまざまな書籍やWeb記事で語られてきました。

ただし、 今回確認したBruce Lee公式の 「Nutrition and Fitness」では、 これらすべてを明確なルールとしては確認できません。

確認できないものまで 「ブルース・リー公式食事法」 として断定しない。

BRUCE LEE MINDでは、 ここを区別しておきます。

ブルース・リーに関する話は、 伝説と事実が混ざりやすいからです。


酒・タバコ・コーヒーはどうだった?

Bruce Lee公式によれば、 ブルース・リーは タバコを吸わず、酒も飲まず、コーヒーも飲まなかった とされています。

ただし、 これも単なる禁欲主義として見るより、 彼の生活全体を見る方が面白いです。

毎朝走る。

武術をする。

ウェイトをする。

教える。

映画の仕事をする。

読む。

書く。

それだけ動き続けるには、 身体をどう維持するかが重要になります。

食事だけを切り離していたわけではありません。


実は「8時間睡眠」まで食事とセットだった

Bruce Lee公式の栄養・フィットネス記事には、 食事だけでなく睡眠も登場します。

彼は回復を重視し、 通常は1晩約8時間眠っていた と紹介されています。

ここは、 かなり重要です。

筋肉は食べ物だけで作るものではない。

トレーニング・栄養・睡眠を 一つの身体として考える。

今なら当たり前に聞こえるかもしれません。

しかしブルース・リーは、 自分の身体で かなり早い時代からそれを実践していました。


なぜブルース・リーの食事法は「固定メニュー」にならなかったのか

ブルース・リーには、 彼を理解するうえで重要な言葉があります。

“Research your own experience.”

「自分自身の経験を研究せよ。」

出典:Bruce Lee公式 「Research Your Own Experience」 /日本語訳は当サイト

Bruce Lee公式では、 この考え方について、 彼が格闘技だけでなく 有酸素運動、ウェイト、栄養、サプリメントまで 自分自身で試していた と説明しています。

つまり、 ブルース・リー式食事法の本質は 「これを食べればいい」というメニューではありません。

食べる。
身体を見る。
調子を見る。
必要なら変える。

この繰り返しです。


マニア目線で一番面白いのは「完成した答えを持っていなかった」こと

ブルース・リーというと、 すべての答えを知っていた天才のように見えます。

しかし、 公式資料を読むほど むしろ逆に見えてきます。

新しいトレーニングを試す。

新しい栄養法を試す。

新しい器具を作る。

記録する。

考え直す。

また変える。

完成していたから強かったのではない。

完成したと思わなかったから、 成長し続けた。

食事にまで、 その生き方が表れています。


ブルース・リーの食事から、私たちが真似できること

プロテインシェイクのレシピを そのまま再現する必要はありません。

50年以上前のサプリメントを 同じように取る必要もありません。

真似するなら、 もっと本質的な部分です。

1.目的から食事を考える

痩せたいのか。 動ける身体が欲しいのか。 体調を整えたいのか。

目的を先に考えます。

2.自分の身体を観察する

何を食べた日は調子がいいのか。

逆に、 何を食べると重く感じるのか。

3.極端なルールを作りすぎない

ブルース・リー本人も、 食事に極端すぎる人ではありませんでした。

4.食事だけで考えない

運動。 睡眠。 回復。

身体全体として考えます。

5.記録して変える

一度決めた方法を 永久に続ける必要はありません。

身体を見ながら改善します。

今日からできる「自分自身を研究する食事」

難しい栄養計算をする必要はありません。

まず3日だけ、 食事と体調をメモしてみてください。

  • 何を食べたか
  • 食後に重かったか、軽かったか
  • 運動したとき身体が動いたか
  • 夜よく眠れたか

それだけです。

そして、 自分にとって使える情報だけを残します。

これなら、 ブルース・リーの食事をコピーするのではなく、 ブルース・リーの方法を真似できます。

まとめ|ブルース・リーは食事まで「水」のようだった

ブルース・リーの食事法を調べると、 プロテインやサプリメントなど 目立つものに目が行きます。

しかし、 一番重要なのはそこではありません。

  • プロテインシェイクやジュースを利用した
  • 1日5回ほど少量の食事を取ることが多かった
  • さまざまな食事法を試した
  • 茶、朝鮮人参、ローヤルゼリーなども利用した
  • 極端な食事制限には走らなかった
  • 睡眠まで含めて身体を考えていた

そして、 全部を支えていたのが、

「自分自身の経験を研究する」

という姿勢でした。

一つの食事法へ固まらない。

必要なら変える。

自分の身体から学ぶ。

食事についても、 ブルース・リーは 水のように柔軟だった のかもしれません。


主な参考資料:
Bruce Lee公式「#20 Nutrition and Fitness」
Bruce Lee公式「#63 Research Your Own Experience」

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